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妊娠中の腰痛に湿布は安全?使える&絶対ダメな市販品を徹底調査

妊娠中の健康Q&A
この記事は約 9 分で読めます。 16,432 Views

妊娠中は何かとトラブルがつきものですが、
中でも腰痛に悩まされる方が多いのではないでしょうか。

腰痛は妊娠の初期症状のひとつでもあり、
また、妊娠後期になると
お腹が大きくなることで腰への負担が増して
起こることもあります。

腰痛はまさに妊娠期間中ずっと悩まされる
トラブルとも言えます。

特に妊娠後期はお腹の重さよりも
腰の痛みが辛くて日常生活が思うように
いかない方も多いと思います。

私も長女の妊娠中、突然腰が痛くなり、
ほんの数センチの段差も乗り越えられず
トイレに行くだけでも数10分…
部屋に戻ることもできず、
その日は一日トイレの前で倒れていたことがあります。

腰が痛い時は湿布を貼ればある程度の
痛みを抑えられると思うのですが、
妊娠中に湿布を使っても大丈夫なのでしょうか?

使えるなら使って少しでも楽になりたいし、
使えないなら事前に知っておきたいですよね。

というわけで今回は、
妊娠中に使える湿布&使えない湿布
徹底的に調べましたので
ご参考になさってください!

妊娠中の腰痛にこの湿布はOK?NG?商品別に解説!

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湿布には実に様々な種類があります。

薬局などで誰でも気軽に購入できますが、
中には妊娠中に使ってはいけない湿布
もあるので要注意!

市販の湿布には大きく分けて3つの区分があります。

  • 第1類医薬品・・・妊娠中の使用禁止
  • 第2類医薬品・・・産婦人科医、薬剤師に要相談
  • 第3類医薬品・・・妊娠中、授乳中の使用可(アレルギーやかぶれには注意)

これらは副作用などの危険性により
薬事法で定められたもので、
区分の内容は上記の通りです。

平成26年4月に行われた
外用消炎鎮痛剤の一部を妊娠中に
禁忌とする改訂
によると、
現在妊娠中に禁忌とされている湿布の成分は、

  1. ケトプロフェン
  2. ボルタレン
  3. インドメタシン

この3つになります。
これらは皮膚から薬品が吸収
され、胎児に影響
及ぼす可能性がありますので、
使用上の注意はよくご確認ください。

ケトプロフェン(外皮用剤)の妊娠中における使用について(厚生労働省)

それでは、この章では
妊娠中に使える湿布&使えない湿布
についてまとめていきます。

安全な湿布を選び、腰痛を少しでも解消したいですね。

モーラステープ

モーラステープは整形外科などで
処方される湿布です。

モーラステープに含まれるケトプロフェンという成分が
胎児の動脈管収縮を引き起こす可能性があるため
妊娠後期の使用が禁止されています。

妊娠中だということを伝えれば処方される
ことはありませんが、
以前整形外科等で処方されて
家に余っているモーラステープを使うのは
やめておきましょう

サロンシップ

サロンシップ第3類医薬品(一部を除く)なので
妊娠中に使用しても基本的に問題はないという
ことになっています。

ただし、妊娠中は肌が敏感になりがちなので
長時間の使用や異常が見られた時は
使用を即中止しましょう。

メーカーのサイトには

「のびのび®サロンシップ®F」
「のびのび®サロンシップ®S」
「のびのび®サロンシップ®α無臭性」
「サロンシップ®L」
「サロンシップ®(巻貼タイプ)」には
胎児に影響が出るような成分は入っておりません。

と記載されています。

※「サロンシップ®インドメタシンEX」
「フェイタス®シップ」「フェイタス®Zシップ」など、
成分に「インドメタシン」「フェルビナク」
「ジクロフェナクナトリウム」を含む商品については、
使用前に医師、薬剤師又は登録販売者にご相談下さい。

「サロンシップ」という名前がついていても
一部は第2類医薬品に属しており、
医師・薬剤師への相談が必要です。

購入の際はご注意ください。

トクホン

トクホンもサロンシップと同様、数種類あるのですが、

トクホン、トクホンE、トクホンエース、
トクホンエースホット、トクホンクリアー、
トクホンハップ(冷)、トクホンハップ(温) 、
トクホンハップ薄伸び冷、新トクホンチール、
トクホンダッシュエアロ

以上が第3類医薬品になっています。

メーカーのQ&Aによると、

Q.妊娠中なのですが腰が痛いので
「トクホンフェルビナプラスター」を貼ってもいいですか?

A.使用せず、医師の診察を受けてください。
インドメタシンを含有する「ヘクトメタシン」も
同様に使用しないでください。

とのことですので、トクホンのうち第2類医薬品である
トクホンフェルビナプラスター、ヘクトメタシン、
トクホンハップ(冷)ID、トクホンハップ(温)ID、
トクホンフェルビナローション
の使用については医師・薬剤師に相談しましょう。

セルタッチテープ

処方薬であるセルタッチテープですが、
妊娠中の使用について以下の通り記載されています。

(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に
対しては治療上の有益性が危険性を上回る
と判断される場合にのみ使用する
妊娠中の使用に関する安全性は確立していない]。

有効成分はフェルビナク
市販薬のフェルビナクは妊娠中の使用を禁止
していますが、医療用では禁止とはされていません。

まずは医師・薬剤師に相談した方が良さそうですね。

フェイタス

市販薬であるフェイタスは、第2類医薬品

フェイタスの有効成分はフェルビナクであり、
市販薬のフェルビナクは
妊娠中の使用が禁止されています。

メーカーのサイトにも
「妊婦または妊娠していると思われる人は
使用しないでください。」
と記載がありますので、使用は控えましょう。

アドフィードパップ

アドフィードパップは処方薬で、
有効成分であるフルルビプロフェンを含む
市販薬はありません。

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、
治療上の有益性が危険性を上回ると
判断される場合にのみ使用すること。
妊婦に対する安全性は確立していない。

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を
妊娠後期の女性に使用し、
胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。

との記載がありますので、
使用の際は医師・薬剤師にご相談ください。

サロンパス

サロンパス第3類医薬品(一部を除く)なので
妊娠中に使用しても基本的に問題はないという
ことになっています。

サロンパスEX・サロンパスEX温感は
第2類医薬品に属しており
インドメタシンを配合していますので、
医師・薬剤師への相談が必要です。

タイホウ

タイホウは産婦人科でも処方されることがあり、
比較的安心して使える湿布です。

冷シップと温シップがありますので
医師と相談の上、症状に合う方を
用法・用量を守りお使いください。

ロキソニンテープ

ロキソニンテープは、処方薬の他、
市販のロキソニンSテープがあります。

ロキソニンSテープは第1類医薬品の中でも
リスクが高いため要指導医薬品に分類されています。

どちらも妊娠中の使用については

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、
治療上の有益性が危険性を上回ると
判断される場合にのみ使用すること。
妊婦に対する安全性は確立していない。

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を
妊娠後期の女性に使用し、
胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。

この様に記載されており、医師・薬剤師への
相談が必要です。

使えない湿布を使ってしまった時の対処法!

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前の章では妊娠中に使える&使えない湿布を
ご紹介しましたが、
もし使えない湿布を使ってしまったら
どうしたら良いのでしょうか?

湿布の使用は即中止して下さい

一度に大量に使用したり、口に入れるなど
しなければ1回2回間違えて使った程度では
それほど心配することはなさそうですが、
念のため医師に相談しておくことをおすすめします。

湿布を使わずに腰痛を改善する方法を紹介!

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これまで使える湿布・使えない湿布のご紹介
をしてきました。

使えるといっても中には効果はあるものの
リスクを伴う湿布もあり、
お腹の赤ちゃんの事を考えると使用には
どうしても不安がつきまといますよね。

そこで湿布を使わない腰痛対策
いくつかご紹介しますので、ぜひ試してみてください!

妊娠初期の腰痛対策については
以下の記事で詳しくお伝えしています。
妊娠超初期の腰痛がひどい!下腹部痛(右側・左側)の激痛を和らげる対策法

骨盤ベルト

骨盤ベルトは、緩んだ骨盤を支えてくれるので
腰の負担が軽減されます。

妊婦専用のベルト以外の骨盤ベルトや
さらしを使う場合は、お腹を圧迫しないように
巻き方に注意しましょう。

さらしの巻き方は以下の動画が参考になります^^

体重を増やし過ぎない

腰痛の原因は妊娠初期症状や骨盤の緩み、
大きくなったお腹を無理に支えることで
起こりがちですが、
妊娠後期になると問題になるのが
急激な体重の増加が原因の腰痛。

体重を注意されたからといって
妊娠中に過度なダイエットは禁物ですが、
体重の増えすぎは腰痛以外の問題の種にも
なりますので、食事制限をする方も多いと思います。

食事制限といっても、
妊娠中に必要な栄養素はきちんと摂取
しないと
栄養が足りなくなり、胎児の発育にも影響を及ぼします。

今の食事だけだと少し不安だな…という時は、
安心して服用できるサプリも併用するのもおすすめです。

合成葉酸を使用するサプリが多いのですが、
ベルタの葉酸サプリは天然由来の葉酸
使っているので、赤ちゃんにもママにも安心。

ベルタの葉酸サプリの詳細は公式ページでご確認下さい

妊娠中に必須の葉酸の他、
鉄分カルシウムミネラルなどその他の
栄養素も配合してあり、
ダイエットによる貧血
栄養不足を防ぐためにも役立ちます。

妊婦体操

妊婦体操をしてみるのもおすすめです。

体調が安定している時に
無理のない範囲で行いましょう。

体操の方法は以下の動画が参考になります。

まとめ

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今回は妊娠中の腰痛に使える湿布&
使えない湿布のご紹介と、
湿布を使わない腰痛対策
お伝えしました。

妊娠中は体のあちこちが痛くなるものですが、
腰は体の中心なだけあって
腰痛を患うと本当に辛いですよね。

最後にご紹介した対策で痛みを軽減
できなければ、医師の診察を受け、
妊娠中でも使える湿布を処方してもらうことを
おすすめします。


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