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妊娠している時の食べ物で禁止なものは?要注意な食べ物10選

 2017/04/13 栄養・食事
この記事は約 10 分で読めます。 9,001 Views

妊娠中って、
つわりなどで食欲がなくなったら
「この栄養素は必須だから摂らないとダメ!」
と言われ、

やたらと食欲旺盛になったと思ったら、
「これは危険!食べたらダメ!」

と言われ…なんて面倒なのでしょうね。

でも赤ちゃんのためと思って
がんばって食べたものが
実は有害なもので、
悪い影響を与えてしまったら
悲しいですよね。

何が良くて何がダメなのか、
この際はっきりさせてしまいましょう!

というわけで今回は、
妊娠中に食べてはいけない・注意が必要
な食べ物と、
逆に積極的に摂取すべき栄養素
ご紹介しますので、
毎日の食事の参考にしてください^^

妊娠中に要注意な食べ物10選!

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この章では、
妊娠中に注意が必要な食べ物をご紹介
します。

絶対に口にしたらいけないものや
食べる量を気を付けるべきものまで
色々ありますのでご参考にどうぞ!

1.アルコール

妊娠中の飲酒胎児の奇形・脳障害
引き起こす可能性があると言われています
胎児性アルコール症候群)。

胎児性アルコール症候群のリスクは
妊娠中の飲酒量と比例しており、
厚生労働省の資料によると、

一般人口を対象にした調査でも
ビール1.5リットルに相当する
1日60g以上のアルコールを
妊娠初期に飲酒していたお母さん
から生まれた子供さんでは、
体重や頭位が明らかに小さいことが
示されています。
また大量に飲まなくても少量飲酒での
胎児性アルコール症候群の報告例
があるように、
胎児性アルコール症候群の閾値は
わかっておりません。
また同量のアルコール摂取量で
あっても少量・長期間の飲酒よりも、
短期間であっても大量の飲酒がリスク
が高く、また妊娠後期より初期のほう
がリスクが高いと考えられていますが、
成長障害や脳の障害は妊娠中期から
後期の飲酒が影響しているとされており、
基本的には妊娠全期間を通して
何らかの影響が出る可能性があります
引用:厚生労働省eヘルスネット

とされています。

妊娠中の飲酒は何も良い事がありません。
今まで飲んでしまっていたという人も
今やめて、主治医に相談してみましょう。

2.うなぎ

うなぎにはビタミンAが多く含まれています。
ビタミンAも妊娠中に必要な栄養素では
ありますが、摂取量に制限があります。

ビタミンAの過剰摂取は、
胎児の奇形(口蓋裂・水頭症・小耳症など)
を起こす可能性が高まります。

ビタミンAには
うなぎなどの動物性食品にに含まれる
レチノール(脂溶性ビタミン)、
緑黄色野菜や海藻などに含まれる
β-カロテンの2種類があります。

妊娠中のビタミンAで注意が必要なのは
うなぎにも入っているレチノール

レチノールは必要量以上に摂取した分が
排出されず肝臓に蓄積するため
胎児への影響が大きくなってしまいます。

妊娠中のビタミンAの推奨量は
650~700μgRE/日
(年齢により異なる妊娠末期は+80)、
摂取の上限は2700μgREとされています。
【参考:食品安全委員会「ビタミンAの過剰摂取による影響」

うなぎのかば焼き100gあたりの
レチノール含有量は1500μg。
小さめの半身を1回食べるくらいなら大丈夫
ですが食べ過ぎは禁物。

妊娠後期の土用の丑の日だけ!のように
ルールを決めて摂取量を守りましょう

3.レバー

レバーもビタミンA(レチノール)が豊富な
食材。

鶏レバーには14000μg、
豚レバーには13000μgものレチノールが
含まれています。
※100gあたりの含有量

うなぎのかば焼きとは比べ物にならない
ほどの含有量なので、
妊娠中のレバーは避けた方が良さそうですね。

4.一部の魚

妊娠中に摂取するたんぱく質は、
赤ちゃんの体を作る大事な栄養素のひとつ。

たんぱく質は肉や、豆類から摂取
することができます。

しかし魚の中には、前述のうなぎ以外にも
妊娠中に注意が必要な種類があります。

一部の魚には水銀が含まれており、
同じ魚ばかりを極端に摂取することにより
赤ちゃんに影響が出る可能性があります。

水銀が含まれる魚は以下のとおりです。

  • キダイ
  • マカジキ
  • ユメカサゴ
  • ミナミマグロ(インドマグロ)
  • ヨシキリザメ
  • イシイルカ
  • キンメダイ
  • ツチクジラ
  • メカジキ
  • クロマグロ(本マグロ)
  • メバチ(メバチマグロ)
  • エッチュウバイガイ
  • マッコウクジラ
  • コビレゴンドウ
  • バンドウイルカ

【参考:これからママになるあなたへ(厚生労働省)】

これらの魚は妊娠中は避けて、
安全な魚を選ぶようにしましょう。

5.生の貝

生の貝で思い浮かぶのが、食中毒

貝の食虫毒といえばカキを食べることで
感染するノロウィルスが有名ですが、
その他にもボツリヌス菌大腸菌など
多くの菌が寄生しています。

特に免疫力が低下しがちな妊娠中は
避けることをおすすめします。

6.コーヒーなどのカフェイン

コーヒーをはじめ、紅茶、緑茶など
カフェインが含まれた飲み物にも
注意が必要です。

カフェインの大量摂取は、
流産低体重児の原因になります。

最近はノンカフェインのコーヒーや
ハーブティーが売られているので、
妊娠中はこれまで飲んでいた
カフェインを含む飲み物はお休みして、
赤ちゃんに優しい商品を選びましょう。

7.生肉

生肉にはトキソプラズマという寄生虫が
潜んでいることがあります。

妊娠中に生肉を食べて
初めてトキソプラズマに感染し
治療を行わなかった場合、
流産や、胎盤を通して胎児にも感染
先天性トキソプラズマ症を引き起こすことが
あります。

生肉についたトキソプラズマは、
65度以上で加熱しなければ死滅しません。

完全な生肉だけでなくステーキなども
中までよく火を通して食べるようにしましょう。

また、トキソプラズマは生肉だけでなく
野良猫の糞への接触が原因で感染する
ことがあります。

糞に直接触らなくても、ガーデニングなどで
土を触った時はよく手を洗うなど、
注意が必要です。

8.生卵

生卵はサルモネラ菌に汚染されていることが
あります。

サルモネラ菌は食中毒を起こす原因となる
ため注意が必要です。

卵の賞味期限は万が一サルモネラ菌が
存在していた時の事を考慮して設定
されています。

卵を食べる際は十分に加熱するか、
どうしても生卵を食べたい場合は
冷蔵保存した卵を新鮮なうちに
適切な量だけ食べることを心がけましょう。

9.チーズ

リステリア菌という細菌をご存知ですか?

リステリア菌は食中毒を引き起こす原因に
なるのですが、
同じように食中毒の原因となるサルモネラ菌
と違うところは、胎児への影響が出ること。

妊娠中は特にリステリア菌への感受性が
強く、さらに母体にそれほど重篤な症状が
出なかったとしても胎盤を通して胎児に
感染し、流産・早産・死産を引き起こすことも
あります。

また、すでに感染した状態で生まれたり、
出産児に感染した新生児の致死率は
20~30%にもなるそうです。

リステリア菌は、
生ハムなどの食肉加工品、未殺菌乳
ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱を
せずに製造されるもの)、
スモークサーモンなどの魚介類加工品
から検出されていますので、
食べ方には注意が必要です。

【参考:「リステリア」による食中毒に注意してください。(厚生労働省)】

10.海藻

海藻は栄養が豊富でカロリーが低いので
体重を増やしたくない時にはとても便利な
食材ですが、妊娠中は摂取量に注意
必要です。

ヨウ素が含まれる昆布やワカメを過剰摂取
した場合、
赤ちゃんに先天性甲状腺機能低下症という
疾患を引き起こすことがあります。

また、ヨウ素は不足しても流産・死産・
先天性異常を生じる場合があります。

妊娠中に必要なヨウ素の量は
1日あたり240μg。
上限は2200μgとされています。
【参考:参考資料(厚生労働省)】

海藻を使ったおかずを一品加えるなど、
栄養バランスのとれた献立を工夫すると
良いですね。

ハーブも危険って本当?

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妊娠中は赤ちゃんに安全なものを
口にしたいと思うのは当然のこと。

無添加のハーブティー♪
料理の味付けもハーブで^^
少し体調を崩した時も、
薬ではなくハーブの効能を利用したい!

と、天然のハーブを積極的に取り入れよう
と思っている方は要注意!

ハーブの中にはもちろん赤ちゃんとママに
とても良いものも多いのですが、
中には流産を誘発させる作用のある
ハーブもあるため気を付けましょう。

以下は妊娠中は摂取を控えるべきハーブの
一部です。

  • マリーゴールド
  • アロエ
  • カモミール
  • ユーカリ
  • 甘草
  • ラズベリー

以上のように一般的によく使われている
ハーブも実は妊娠中は危険なことがあります。
【参考:健康食品の基礎知識(国立健康・栄養研究所)】

私は長女妊娠中、正産期に入ってすぐに
「妊娠初期・中期は摂取禁止・妊娠後期
のママへ」という、
大手P社のハーブティーを飲みました。

というのも37週の時点で3000gを超えて
いたので早く産みたいと思っていたからです。

切迫早産だったわりに運動しても内診を
受けても生まれる気配はなく、
ハーブティーに手を出したのですが、
なんと2日後に突然産まれました。

それがハーブの影響だけではないとは
思いますが…。

そして次女が予定日超過した時
あれをまた飲もう!と思い、
調べたらなんと販売中止になっていました。

やはりあのハーブは…と密かに思っています。

このようにハーブは素人判断で摂取したり
間違った時期の使用はとても危険です。

ですが逆に考えると、
正しく選び、ブレンドされたハーブは
妊娠中のママにも赤ちゃんにとても良いとも言えます。

私のおすすめは、
AMOMAのマタニティブレンド

ママと赤ちゃんのために作られた
妊婦さん専用のハーブティーです。

マタニティブレンドは、
妊娠中に摂取できるハーブの中から
血流を良くし、多くの妊婦さんが悩む
冷え・むくみ・便秘対策ができたり、
胎盤に良い影響を与えるものを
厳選して作られています。

AMOMAマタニティブレンドの公式サイトで詳細を確認する

使われているハーブはオーガニック
国内(岐阜県)の有機認定工場で丁寧に
パックされているのも安心ですね^^

積極的に摂取したい栄養素って何?

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これまでは妊娠中に注意が必要が食べ物
をご紹介しました。

では、反対に妊娠中に積極的に摂った方が
いい栄養素の代表格としてご紹介したいのが
葉酸

妊娠前~妊娠初期に葉酸が不足すると、
胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが
高まるため、妊娠中の葉酸摂取は
厚生労働省が推進しています。

妊娠中の葉酸の必要性については
以下の記事が参考になります。
妊娠中に葉酸が不足するとどうなる?赤ちゃんへの影響は?

葉酸は食品から摂取することが理想ですが、
葉酸は調理過程で水に溶けだしたり
熱により損失しやすいため、
通常時の倍の量を摂取しなければならない
妊娠中に必要量の葉酸を毎日摂るのは
なかなか難しいことです。

そこで役に立つのがサプリ

食品だけでは必要量を摂取しきれない
葉酸は、サプリで補っておきましょう。

妊娠中は合成葉酸ではなく、
天然由来の葉酸をおすすめします。

ベルタの葉酸サプリ天然由来の葉酸で、
さらに葉酸の吸収を助けるビタミンB、C
配合。
鉄分・カルシウムなども配合されているので
食事だけでは栄養バランスに自信がない
人にとっても助かります。

ベルタ葉酸サプリの公式ページで詳細を確認する

もちろん無添加で、
ママの美容にも効果のあるヒアルロン酸、
コラーゲンなど6種類の美容成分も配合。

他社と比べると錠剤が小さいため、
つわりの時期でも飲みやすくなっています。

まとめ

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今回は妊娠中に注意が必要な食べ物
ご紹介しました。

一言謝っておきますと、記事を書いていたら
うなぎを食べたくなったので
昨日の夕飯はうなぎにしました。

妊娠中・授乳中は行動も食事にも制限
ありますが、
終わってしまえば何でも食べ放題です。

ほんの1,2年、食べたいものを我慢してみる
のも、それもまた人生。

食べたらダメと言われたら
余計食べたくなるのも人間らしさ。

赤ちゃんのためと思って、
今は少しだけ我慢しておきましょう^^


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