妊娠してても温泉は大丈夫?感染症のリスクや危険な泉質とは
妊娠がわかったら
あれもダメ、これもダメと、
なにかと制限されることが多くなりますが
いくら大切な赤ちゃんのためとは言え
長い妊娠生活の中で
それがストレスになってしまうという人も
いるのではないでしょうか?
温泉もそのうちの一つで
「妊娠中は温泉に入らない方がいい」
なんて話を耳にしたことがある人もいるかと
思います。
確かに
感染症の心配など気になることはあるけど、
それでも
「たまにはゆっくり温泉に浸かりたーい」
と、思っちゃいますよね♪
妊娠中に温泉に入るのって実際のところ
大丈夫なんでしょうか?
もし入るのであれば
どんなことに気を付けるべきなのかも
気になるところですね。
そこで今回は
妊娠中に温泉に入っても大丈夫なのか
徹底調査してみました!
- 妊婦に温泉は禁忌なの?
- 危険な泉質や成分は?
- 妊娠時期によって違いはある?
など、気になることをわかりやすく
まとめていきたいと思います。
おすすめの温泉プランも
紹介していきますので
そちらもお見逃しなく♪
この記事に書いてること♪
妊婦に温泉は禁忌?入っても大丈夫?
温泉の注意書きに
妊娠中の入浴制限が記されてるのを
見たことはありませんか?
これまで温泉は
妊婦に禁忌であるといわれていましたが
実は明確な根拠があったわけではなく、
2014年には
「妊婦が温泉に入ること」が環境省の
禁忌項目から削除されているんです。
よって
妊娠中の温泉は禁忌ではない
という事になります。
妊娠しているからと言って
温泉をあきらめる必要はないんですね。
ただ、
「よかった♪
これで安心して温泉に入れるわ~」
と温泉計画を立てる前に、
次に紹介する項目にも
しっかり目を通しておいてくださいね!
妊婦に危険な泉質・成分はある?ラドン温泉は大丈夫?
「ラドン温泉」って
聞いたことはありませんか?
ラドン温泉は
体の中に溜まっている老廃物を取り除いて、
自立神経系統を整える効果があり
人気の温泉なのですが
ラジウムが放射線を出す放射能泉なので
「危険」ともいわれています。
ところがラドン温泉の放射能の量は
0.5マイクロシーベルト以内で
レントゲンの放射線量より少ないんですね。
さらにラジウムが出す放射線は
浸透力が弱く、普通に入浴する分には
問題ないとされています。
ただ、ほんの微量でも
放射線が体内に入るなんて
やっぱり気になっちゃいますよね。
専門家の間でも
意見が分かれているようなので
一度ラドン温泉に入ったからと言って
胎児に影響があるとは考えられませんが
気になるなら入らない方が
いいかもしれませんね。
妊娠初期でも入っていい?いつまで入れるの?
妊娠中は時期によって温泉に入るのを
避けた方がいいのでしょうか?
また、いつまではいっても大丈夫なのかも
気になりますよね。
これについては
すでにおはなししたように、
妊娠中の温泉は禁忌項目から外れているので
妊娠初期であっても、後期であっても
温泉の泉質が胎児に悪影響を与えることは
無いとされています。
ただし、
妊娠初期はつわりがひどかったり
体調を崩しやすい時期でもあるので
無理は禁物です。
さらに臨月に入ると、いつ赤ちゃんが
産まれるかもわかりませんから
遠出などは控えた方がいいでしょう。
温泉に入ること自体に問題はありませんが
妊娠中はいつもの体の状態とは違うので
十分に注意しましょう。
それでは具体的にどんなことに注意すれば
いいのでしょうか?
妊娠中に温泉に入る時に注意すべきこととは?
妊娠中温泉に入るときに
注意すべきことについてまとめたので
順番にチェックしていきましょう。
転倒に注意
温泉は通常でも滑りやすいものですが
妊娠してお腹が大きくなってくると
バランスを崩しやすくなるので
転倒にはくれぐれも注意してくださいね。
温泉の成分によっては
足元がぬるぬるしている場合もあるので
特に注意が必要です。
「ラドン温泉の放射能が…」
なんて気にするよりも
温泉で転倒するほうが胎児にとっては
よほど悪影響があります。
最悪なケースとして
流産の可能性だってあります。
泉質自体の影響などよりも
よほど気を付けなくてはいけないことかも
しれませんね。
長時間の入浴でのぼせないように注意
次に注意したいのが
長い時間温泉に入ることで
のぼせないようにということです。
温泉に浸かるのは長くても
10分位にしましょう。
他にも温泉でのぼせてしまわないために
- 空腹時は避ける。
- 満腹時も避ける。
- 入浴前後はしっかりと水分補給する。
以上のことも心がけましょう。
お腹がすいている状態で入浴すると
貧血を起こしてしまう可能性がありますし、
逆に満腹な状態だと消化不良を
起こしてしまうこともあります。
そして入浴前後の水分補給は
コーヒーやジュースではなく
できれば常温の水をコップ一杯程度
飲むのが理想です。
これらのことは妊娠していない人であっても
本来は気を付けるべきなので
妊娠時は特に意識しておきましょう。
感染症に注意!
不特定多数の人が入る温泉では
感染症も心配ですよね?
ただ、湯船につかった状態で感染する
というケースは実際には少ないようです。
逆に気を付けたいのは脱衣所での感染です。
脱衣所のタオルなどから
ヘルペスに感染したりレジオネラ菌や
毛じらみに感染することもあります。
共同で使う足ふきマットから
水虫が移ってしまうこともあります。
妊娠後期にヘルペスに感染してしまうと
産まれてくる赤ちゃんが新生児ヘルペスに
なってしまうこともあるので
注意したいところですが
どんなに気を付けても完全に防ぐことは
難しいので、感染してしまうかもしれない
というリスクもあることを承知の上で
出来るだけ清潔な施設を選んで温泉に
入るようにしましょう。
妊娠中でも安心!おすすめ温泉旅行プラン
妊娠中の温泉について
あれこれ注意事項を言ってきたので
「なんだか不安になってきた」
という人もいるのではないでしょうか?
でも注意事項さえ守れば
妊娠中でも温泉を楽しむことはできるので
あまり神経質にならないでくださいね。
最近は妊婦さん用の入浴プラン
マタニティプランを扱っている温泉も
増えてきたので、妊娠中に温泉へ行くなら
そういったプランを利用するのが
おすすめです。
マタニティプランとはそのネーミングの通り
妊娠中でも安心して温泉を楽しむことが
できるように配慮されたプランです。
ここで
サービスの内容を一部紹介していきますね。
- ノンカフェインドリンクのサービス。
- 貸切風呂を提供。
- 抱き枕を多めに用意してくれる。
- マタニティエステができる。
- 健康志向にこだわったバイキング。
- マタニティウェアのプレゼント。
このように温泉によって
提供されるサービスに違いがあるので
温泉を選ぶときは妊婦さん向けのサービスも
しっかり比較して決めるといいですね♪
こちらの動画で妊婦さんの温泉入浴について
解説しているので合わせてご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
今までは妊娠中の温泉は禁忌と
されていましたが、そこに明確な根拠はなく
最近では禁忌項目からも外されています。
- 温泉で転倒しないように注意する。
- 湯船でのぼせないように気を付ける。
- 脱衣所での感染症にも注意する。
以上のことに気を付ければ、妊娠中でも
十分温泉を楽しむことができます。
その際はマタニティプランが充実している
温泉宿を選んでいくようにすると
いいですね。
ただしくれぐれも無理は禁物です!
体調の安定しない妊娠初期や臨月は
避けるなどの配慮も忘れないで下さいね♪
参考になれば幸いです^^